住まいのプラザコラム

エピソード

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「2世帯住宅って実際どうなの?」

  • #注文住宅
  • #子供と住まい
2021年10月1日
かなこさん 36歳/夫・息子5歳・娘1歳 かなこさん 36歳/夫・息子5歳・娘1歳 小田急不動産 新田 小田急不動産 新田
かなこさん かなこさん

これからの家を色々検討していますが、散歩しながら街を見ていたら、二世帯住宅も結構多いのだなぁと思ったんです。親世帯も近くにいるので、選択肢として二世帯住宅もありなのかも・・・と思ったのですが、単世帯で購入するのとは気にするポイントや知識もきっと違いますよね。実際のところ、二世帯住宅で生活するってどうなのでしょう?

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このエリアでも、戸建てが建ち並ぶエリアで二世帯住宅は最近よく見られるようになった気がしますね。まずは二世帯住宅ってどんなもので、メリットデメリットはどういったものがあるのかを見ていきましょうか。

二世帯住宅の間取りはざっくり3タイプ!

二世帯住宅に住む場合、世帯の間取りの分け方が3タイプあります。
まずその3タイプを、メリットデメリットと共に見ていきましょう。

①「完全分離タイプ」

玄関や水回り機能なども含め、内部はしっかりと世帯別に区切られている間取りです。
家の中で世帯間を行き来できるドアを設けているところが多いですね。
間取りは建物を左右で分けるパターンと、上下で分けるパターンがあります。

メリットは各世帯の独立性が高くて、プライバシーが保ちやすいことです。
また、水回りも完全分離なので、光熱費等のランニングコストも分かれていて、精算がしやすいこと。もともと別世帯だった者同士でも、スムーズに同居しやすいこともメリットと言えます。
デメリットは新築注文住宅の場合、全ての機能が2つずつ必要なので、建築費が高くなること。住空間が狭くなってしまうことが挙げられます。

②「一部共用タイプ」

玄関や浴室など、一部機能だけ共有し、ほかは世帯ごとに独立させる間取りです。

完全分離と比べると、効率よく空間を使えるので、敷地がさほど広くなくても、ゆとりある二世帯住宅を建てることができます。
共用空間で顔を合わせることで世帯間の交流ができ、ほどよくプライバシーも守られます。生活リズムが世帯間で異なるご家族にもおすすめです。

デメリットは、共用スペースを作る事により、間取りプランに制約が生じてくるところ。
一部共用となることで、生活リズムの違いなどから、遠慮や気遣いが生じること。
電気代や水道代など、共用する設備によってランニングコストの調整が必要になるところです。

③「同居タイプ」

こちらはそれぞれの寝室などを除いて、玄関や水回りLDKなどをほぼ全て共用する間取りです。

共用スペースや設備が多くなるため、敷地が狭くてもゆとりある二世帯住宅が建てやすく、建築費を抑えることができます。
親世帯と子世帯間の日常的な交流を持ちやすく、大家族ならではのあたたかみを感じられますし、お互いの状況がよくわかりますね。
デメリットとしては、やはり他のタイプと比べると、プライバシーは守りにくくなります。また、光熱費は各世帯としてどう使われているかわかりにくく、費用をどのように負担するかしっかり相談が必要です。

二世帯住宅、住んでみて感じる良いところは?

住んでみてどんな実感があるのでしょうか?良いところとして上がった実際の声を見てみましょう!

①日常生活の助け合い
  • 怪我や病気、急な仕事や予定といったことがあったときに、助け合うことができます。
  • 子供が小さい時には育児を手伝ってもらえたり、大人の目が行き届くことで安心できます。
  • 少し年齢が進み、祖父母が高齢になって手が必要になった時には、子供と孫とで一緒にサポートすることもできます。
  • 宅配便などの荷物も協力することで、受け取り損なうことが減りますよ。
  • ちょっとした日用品の貸し借りができること。
②安全面
  • 住んでいる人数が多いと、家を不在にする時間が短くなるので、空き巣など防犯面でも安心かもしれません。
  • 子供がひとりでお留守番はちょっと不安ですが、親がいなくても祖父母のどちらは在宅していることも多く、安心してお留守番をさせられます。
  • 同居しているので、オレオレ詐欺なども引っかかりにくいのでは。
③楽しさやコミュニケーション
  • 子供にとって、普段から親・祖父母という3世代での交流ができることは良い影響と言えそうです。多様な価値観に触れることもできます。
  • 街の情報を交換しています。新しいお店の情報や、お得な情報など。
  • お誕生日のお祝いなど、人数が多いので自然と盛り上がります。お祝い回数も増えます(笑)
  • お土産交換やおすそ分けなどをよくします。単世帯よりも、色々な食べ物が食べられる!

二世帯住宅で暮らすには、常に相談と調整が必要。

「二世帯住宅建築時には、世帯間の費用負担や間取り調整、ランニングコスト負担の相談などが必要不可欠です。そして出来上がったら終わりではなく、暮らしがスタートしてからも、家族間でのコミュニケーションや調整が常に必要となります。

二世帯同居で挙げられる様々なメリットを受け取るには、普段からのコミュニケーションや心遣いと共に、お互い気持ちよく生活していくためのルールなども大切かもしれません。

自分にとっての当たり前が、他の家族にとっては当たり前ではないということも頭において、理解と協力と尊重ができると良さそうですね。

かなこさん かなこさん

今まで二世帯住宅って、身近に住んでいる人もいなかったので詳しく知りませんでした!メリットもたくさんですが、確かにそれは円満な人間関係やコミュニケーションがあってこそ、ですね・・・!

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二世帯住宅を建てる際には、登記の持ち分や税制などもよく確認しておく必要があります。
「小田急住まいのプラザ」では、税理士や司法書士による相談会やセミナーを随時開催していますので、気になる方はぜひご相談にいらしてくださいね!

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