今こそやっておきたい 家の中の設備のお手入れ
- #お手入れ
おうち時間が長く続いていたこともあり、これまで気にならなかった家の中の設備の不具合が、にわかにクローズアップされるかもしれません。
サッシはスムーズに開け閉めできますか?玄関ドアの鍵、水廻りなど不具合はありませんか。より快適な暮らしを送るために、家の中の設備をもう一度見直してみましょう。
目次
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当社に寄せられたご相談をもとに意外に多い点検ポイントをご紹介。
1.調子が悪い箇所はないか、定期的に点検を
お問い合わせの多い設備の不具合は?
水栓・シャワー関係
水もれ、水の出が悪い、きちんと栓が閉まらないなど気になる小さなトラブルはありませんか?
放置しておくと、水道代がかさんでしまうケースもありますから、早めに解決しましょう。
玄関ドア・鍵・インターホン関係
施錠や開錠がしづらい、鍵が鍵穴に引っかかる、ドアが閉まりづらい、ドアの取っ手が緩んでいる、インターホンの音声が途切れるなど玄関廻りのトラブルはさまざま。鍵穴などの小さなゴミを取り除くことで解決することもありますから、定期的なチェックが大切です。
サッシ・シャッター関係
サッシやシャッターが重い、開け閉めがしづらいなどは、掃除で解決できるケースがほとんどです。
トイレ便器・タンク関係
便器にヒビが入った、タンクに水が溜まりにくい、シャワートイレが作動しないなど。部品を替えるだけで済むならチャレンジしてみては?
木製建具建付・蝶番(ちょうつがい)調整関係
ドアの開け閉めの際ギーッという音がする、ふすまがきちんと閉まらない、クローゼットの折れ戸がよく外れるなど。プロの手を借りて修理した方がいい場合が少なくありません。
2. 水道水の出が悪い
蛇口のストレーナーの詰まり
原因の多くは、蛇口の先端にはめ込んである網「ストレーナー」の詰まり。簡単に取り外せるので、定期的に洗いましょう。
網目の破損に注意しながら歯ブラシでやさしく洗う
*ストレーナーは、長年外さないでおくと外せなくなることも。これを防ぐためにも定期的なケアが大切です。
止水栓を点検
「いきなり水が出なくなった」「水あるいはお湯だけが出ない」。
家全体の水栓ではなく、「洗面台の水栓だけ具合が悪い」などのトラブルが起きることがあります。
洗面台下の物入れの奥には水道の配管があり、水量を調節する止水栓が付いています。止水栓がまわりの収納物に押されて、閉まってしまっていることが考えられます。まずは止水栓の確認を行ってください。
サッシが重い
戸車を動かすレールの溝(桟)部分にホコリや砂などがたまることで、開け閉めが重くなってしまいます。早速、サッシの掃除をしましょう。
まずホコリや砂などは隙間ノズル付掃除機で取り除きましょう。
次に住宅用洗剤でレールや戸車の汚れを落とします。
市販の潤滑スプレーをサッシの外側と戸車部分に吹きつけてサッシを左右に動かし、柔らかい布などでレールの汚れをふき取ります。
*ふだんから、桟にたまったホコリを見つけたらすぐに取り除くよう心がけましょう。開け閉めが重いと感じる前にケアするのがポイントです。
玄関の鍵が施解錠しづらい
ディンプルキー
防犯性の高いディンプルキーは、細かいくぼみがあり、ホコリや汚れに弱いため、鍵や鍵穴をきれいにしておくことが大切です。
不調なときは市販の鍵穴用スプレー(潤滑剤*)でケアしたり、鍵穴に掃除機を当てて、内部のホコリを吸い取ったりしてみましょう。ふだんは鍵に汚れがつかないように注意しましょう。
*油性の潤滑剤は、ホコリが付着する原因となるため、絶対に使用しないでください。
取扱説明書を活用しましょう
当たり前のように使っていることが突然できなくなると、パニックを起こしてしまうこともあるでしょう。でも落ち着いて、電子機器ならコンセントからプラグが抜けていないかどうかを確認。その上で取扱説明書を取り出して該当するページをじっくり読んでみてください。
例えばガスコンロが点火しづらい、シャワートイレやインターホンが作動しないといったトラブルで一番多いのは、乾電池切れです。取扱説明書に従って乾電池を交換してみましょう。ガスコンロも操作パネルの隅に着火用乾電池がセットされています。
シャワートイレの壁付けタイプのリモコンは、乾電池式のものが多い。
ガスコンロの操作パネル隅には着火用乾電池が。
*油乾電池切れ、ケアレスミス以外に原因が考えられる時も、まず取扱説明書で確認! それでも原因がわからない時は、取扱説明書に載っているお問い合わせ先へ相談してみましょう。