Uematsu上松 暁彦
工学部建設工学科 卒
2009年入社
住宅事業本部 開発企画部
マンション企画グループ
入社後3年間、分譲マンション・戸建ての販売を経験した後、戸建て住宅の商品計画を担当。 タワーマンションの商品計画を担当するのは、リーフィアタワー海老名が初だった。
大きく生まれ変わる海老名の
新たなランドマークを
私たちの手で!
小田急線・相鉄本線海老名駅とJR相模線海老名駅との間に広がる約3.5ヘクタール超の空間が、生まれ変わろうとしている。 人が集い、人と緑が共存し合える、新しい海老名の象徴となる街「ViNA GARDENS(ビナガーデンズ)」として開発が進められているのだ。 その「くらしエリア」に第一号レジデンスとして誕生するのが、「リーフィアタワー海老名アクロスコート」である。 地上31階建て、全304戸という海老名市最高層のタワーレジデンスは、海老名の新たなランドマークというだけでなく、小田急不動産としても新たなフラッグシップとなるビッグプロジェクトだ。 そのため、プロジェクトメンバーにとっては、成功が義務付けられた中での挑戦となった。
工学部建設工学科 卒
2009年入社
住宅事業本部 開発企画部
マンション企画グループ
入社後3年間、分譲マンション・戸建ての販売を経験した後、戸建て住宅の商品計画を担当。 タワーマンションの商品計画を担当するのは、リーフィアタワー海老名が初だった。
エリアNO.1のタワーマンション開発へ。
部門横断のプロジェクトチームを編成。
2015年4月、春とは思えないほど暑い日が続く中、リーフィアタワー海老名アクロスコート開発を成功に導くためのプロジェクトチーム(PT)が立ち上がった。 開発企画部マンション企画グループや住宅販売部販売計画グループのほか、後には経営企画部やビル事業本部なども加わった部門横断の特別チームだ。 開発企画部マンション企画グループは、設計事務所やデザイン事務所・ゼネコンと連携しながら、住戸プランや外観、共用部、設備、仕様などの設計を固めていくところから、竣工検査まで幅広く担当する部署である。 そのチーフを務める上松暁彦は「このような体制が組まれることは珍しい」と語る。
「海老名というエリアに、300戸を超える規模のタワーマンションをつくるのは初めてのこと。 しかも2棟目の建設も決まっており、それも含めると約600戸というマンション開発になります。 これは、小田急不動産はもちろん海老名にとっても歴史に残るような規模感のプロジェクトです。 そのため開発の初期段階からさまざまな部署の知見を結集する必要がありました」
2016年から海老名駅に特急ロマンスカーが停まるようになり、小田急線の複々線化によって新宿や大手町方面への所要時間も短縮されるなど、同駅の利便性は大きく向上している。 さらに区画整理や大型商業施設の開業を経て活性化が加速。 そんなエリアにあって、小田急線・相鉄線・JR線すべてのアクセスが良い駅間地区に建つマンションということもあり、注目度は抜群だ。 それゆえに、周囲の期待値を上回るマンションに仕上げなければならないというプレッシャーがPTメンバーにはのしかかっていた。
まず取り掛かったのが、ターゲット顧客の設定。 そのために海老名エリアの既分譲マンションのマーケティングを実施し、居住者の家族構成や世帯収入、間取り、勤務地、マンション設備や内装の仕様・グレード、共用施設の有無や種類などを徹底的に調べあげ、物件に対するニーズを探った。 また、海老名エリアにとどまらず、都内や人気エリアに建つタワーマンションや大規模マンションの共用施設やソフトサービスについても情報を集めていった。 その情報をもとにメンバーそれぞれがアイデアを出し合うのだが、多様な意見に皆が相対し、何を優先し、採用すべきなのか、議論が紛糾することも少なくなかった。 部署ごとの視点の相違から落としどころが見えてこないこともあった。 そんなときメンバーが立ち戻る想いが「エリアナンバーワンのマンションをつくる!」だったという。
「考え方が違っても、起点となる想いが共有できていれば、議論は自然と前向きなものになっていきます。 これは設計事務所やデザイン会社、建設会社といった外部の協力会社についても同じです。 アクロスコートでは居住者の多様なニーズに応えるため、間取りのプランも200パターン以上用意していますが、この実現には設計事務所や建設会社の方にかなり頑張っていただきました。 例えば、通常、マンションでは排水管などの堅管を通すスペースを確保するために上下階同じ間取りにすることが多いのですが、上下階の間取りが違っても対応できるよう設計上で工夫を凝らしてもらっているのです」
共用部にはTSUTAYAプロデュースのライブラリや世界中から厳選した知育玩具を扱うボーネルンド社と提携したキッズルームなどがあるのだが、これも発想の異なるPTメンバーが集まったからこそ出てきたアイデアだという。
「マンションが完成するまでには社内外の多くの人たちが介在し、それぞれの力や個性を発揮・融合することで初めて良いものができるということはわかっていました。 それでも、アクロスコートによって、その思いはより一層強くなっています。 関係者が増えるほど調整は難しくなりますが、その分、発揮される力は大きく、自分一人の能力や創造力など、簡単に超えてしまうのです。 このダイナミズムを実感できるのも、この仕事の面白さの一つです」
目的をともにするパートナー企業様から小田急不動産についてコメントをいただきました。
*ご参画いただいたプロジェクトは、リーフィアレジデンス世田谷桜丘です。
一丸となって目指す、
最高の品質
三井住友建設株式会社
東京建築支店
リーフィアレジデンス世田谷桜丘
新築工事 副所長
中橋 千宜さん
1995年に三井住友建設に入社してから施工管理一筋。 住宅だけでなく、ホテルや工場、オフィスビルなど多様な建物を手がけてきたプロフェッショナル。 本プロジェクトでは、副所長として施工管理を担当。
三井住友建設株式会社
建築本部
第二設計ディビジョン アーキテクト
志賀 有希代さん
小学生の頃から図面を書いて遊ぶなど、将来は建築に関わる仕事に就くことを夢見て、見事に実現。 2009年に三井住友建設に入社し商業施設の設計を4年間経験した後、マンション設計へ。
住宅事業本部 開発企画部
マンション企画グループ
上松 暁彦
本プロジェクトの施工はいかがでしたか?
非常にスムーズでした。 私は、マンションの施工において、進捗管理や品質、安全管理など、多くの専門工事会社と連携しながら現場をまとめていく施工管理を担っていましたが、工期の遅れなどもなく、安心できる現場でした。
設計担当としても、同じ印象です。 こちらの要望や疑問に対して、迅速に対応していただけたので、図面の作成も進めやすかったですね。
私も、皆さんは対応が早いな、と。 弊社がこの物件にかける思いを汲み取っていただき、全員のベクトルが揃っていたのが良かったのだと感じています。
『みんなで一緒につくっていこう!』という雰囲気がありましたからね。
小田急不動産の皆さんのほうから積極的に話しかけてくれたり、現場は温かい雰囲気に包まれていましたね。 それに、進捗状況や変更点の確認、必要事項の伝達などを行う定例会の際は、雨や雪が降っても必ず事前に現場を見ておられ、本当に感心しました。
そのおかげで、定例会がスムーズに運びました。 互いに現場の状況を目で見て共通の認識を持っている分、話の内容をすぐに理解してもらえたし、議論する際も『今後どうするか』といった前向きな話になりやすかったと思います。
図面に関しても、担当者レベルでしっかりと理解してくれるので、会話にズレがなく、テンポよく話が進んでいきましたから。
小田急不動産は、仕事が丁寧なんですね。 エンドユーザーに良いものを提供しようという強い思いがあるから、施工を担当する私たちとも近い距離感で、本音でぶつかってきてくれます。 機会があれば、是非また一緒に仕事をしたいと思わせてくれる事業主です。
※本文中、敬称略
※掲載情報は2018年時点のものです