住まいのプラザコラム
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「新築と中古の違いは??」
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子供が2人だった時に購入したマンションに住んでいて、子供が3人になり成長して手狭になってきてしまいました。買い替えも検討していますが、新築か?中古か?という選択でも迷っています。新築・中古の違いについて色々教えてください。
新築か中古か、よく聞かれる比較のひとつですよね!テーマごとにポイントを上げていきます。
【価格】
まず外せないのが価格の違いです。
物件価格は、基本的に同じくらいのスペックなら新築のほうが高く、中古のほうが安いです。その差は地域によって変わりますが、都市部の人気立地ほど新築と中古の価格差が縮まり、郊外ほど差が広がります。
新百合ヶ丘エリアで駅近くの人気マンションは築15年近く経っても高値で取引されていますね。
将来売却も検討する場合は、こういった点も視野にいれておくといいですよ。
また価格面でいうと、物件価格だけでなく諸費用も新築と中古で違います。
大きな金額で違いが出るのは、新築マンションだと修繕積立基金というものが最初にかかります。20~30万円ほどですね。中古だと仲介手数料がかかります。物件価格の3%+6万円が上限です。
価格面でひとつ覚えておいてほしいのは消費税です!
新築と中古では消費税がかかる箇所が変わります。
新築の場合は、建物価格に消費税が課税されます。
中古の場合は、売り主が個人ですと物件価格には消費税が課税されません。仲介会社に支払う仲介手数料には消費税がかかりますが、新築よりも消費税額は安く済みます。
【探し方や入居時期】
次に新築と中古で違うのは探し方や入居時期ですね。
先に言ってしまうと、より具体的に希望条件がある方は中古のほうが探しやすいです。
「子供の学区を変えたくない」
「最寄り駅は絶対ココ!」
「4LDKが必須!」
などの具体的な条件がある場合、新築物件は特に、条件に合う物件が必ずしもあるとは限りません。
探し方でいうと、新築はインターネット情報や、モデルルーム、資料をもとに探し、検討します。
既に竣工済の物件でない限りは、実際のお部屋を見て検討することができない場合が多いです。
中古物件は、実際にお部屋や共用部分等を見て検討ができます。
まだ前の方がお住まいの場合もありますが、具体的な生活をイメージしやすいかもしれませんね。
また入居時期について、新築物件は多くの物件が建築前や建築中に売出しをしていますので、入居タイミングまで時間を要することがあります。
中古で売出し中の場合は、比較的早くに引き渡しを受けることができます。ただ、リフォームが必要になる場合には、引き渡し後にリフォーム工期の時間をとる必要があります。
【保証・制度】
保証内容も新築と中古とで変わってきます。
新築の保証関係は、構造部や設備類などもメーカー保証が適用となりとてもシンプルです。
中古の場合は仲介会社によって保証内容が変わってきますので、確認が必要となります。
ちなみに小田急不動産で取り扱う一部の中古物件については、「ソナエアラバ」というお客様をサポートする10のサービスをご提供しています。よろしければこちらからチェックしてみてくださいね!
【住宅ローン控除】
住宅ローン控除についても、新築と中古では条件が変わってきます。特に消費税増税に関して設けられた拡充策によって最大控除額大きな違いがあります。
また、築古中古物件の場合は改正建築基準法への対応に準じた要件もあったりします。いずれの場合も、ローンをご検討の際は担当者に確認しておくことをお勧めします。
【間取り変更の自由度】
新築の場合には、マンションだと同じ物件内に様々な間取りが用意されている事が多いので、選ぶことができます。未完成物件だとメニュープランというものがあることもあり、工事の進捗状況によっては間取りや建具やフローリングの色味など、バリエーションから選択できることもあります。
中古では購入と同時にリノベーションやリフォームすることを検討できます。実施可能な工事内容は物件によって違うので確認は必要ですが、お好みの空間デザインを作ることが可能です。引き渡し後にリフォーム工事に入りますが、小田急住まいのプラザではワンストップでリフォーム担当者に相談ができるので、ご検討の方にとってはスムーズで、安心して検討を進めていただけるかと思います。
【入居後の管理やコミュニティ】
新築物件の場合は、マンションや新築戸建て街区など、周りの方も同じ時期に引っ越してきてスタートをきることが多いです。そのため、最初から気後れすることなくコミュニティ形成に参加ができます。
中古では、転校生のような気分ではありますが、既にあるコミュニティや管理状況、モラルなどをある程度確認して、購入を決めることができます。
【部屋内の設備について】
やはり新築物件のほうが、設備は最新のものが設置されています。
ですが、ここ10年ほどは、新しい設備というよりは使い勝手や省エネ性が向上している状況なので、10年前物件だと設備の内容にさほど差はありません。
20年前となると、設備面も違いが出てきますね。
また、設備類の寿命は15年程度なので、中古の場合は修理・交換費用を確保しておくのをオススメします。
単に新しい古い、というだけでなくて、それぞれにメリット・デメリットがあるんですね。うちの場合はできれば転校せずに住まいを探したいので、中古物件のほうが選択肢が多いかもしれないですね。
小田急住まいのプラザでは新築物件情報も中古物件情報も揃っています♪中古購入検討と並行して、リフォームのご相談も受けられますよ。まいさんのお子さんの学区で、現在のお住まい情報を探してみましょう♪