上司部下対談

真摯に対話する姿勢が、
部下たちにも伝播していく。
manager & team member
cross talk
部下の立場から物事を考えてくれる上司と意欲的にチャレンジする部下。
彼らは組織にどのような影響を与えているのだろうか。
仲介事業本部リノベーショングループに所属する二人の会話から、小田急不動産の上司と部下の関係性を紐解いていきたい。
profile

motomu yamagishi
山岸 求
2003年入社
仲介事業本部
リノベーショングループ
大学時代は工学部で土木工学を専攻し、開発許可制度など都市計画について学んでいた。富士登山が趣味で、毎年夏になると足が自然と山へ向かう。休日はジムや愛犬の散歩で体を動かしている。

keitaro shiratori
白鳥 桂太郎
2021年入社
仲介事業本部
リノベーショングループ
大学時代はデザイン工学部建築学科で、多摩ニュータウンの開発と変遷について研究していた。ゴルフや釣りを趣味にしており、時間がある時は夜中から海釣りに出かける。休日は妻とドライブに出かけることが多い。
theme 01 - 現在の仕事内容
仕事ぶりを間近で見て、積極的に吸収する。

山岸
白鳥くんがリノベーショングループに配属されてから、もう2年近く一緒に働いているね。リノベーショングループの仕事にはもう慣れたかな?

白鳥
そうですね。おかげさまで多くの業務を経験できていると思います。ただ、元々営業を行っていたのですが、リノベーショングループの仕事は全く異なるので、初めのうちは事業の大枠を理解するのが難しかったです。

山岸
リノベーショングループは、中古物件の買取からリノベーション、再販売などを一気通貫で行う部署だから、なかなか全体像を把握するのが難しいよね。特に若い世代の人たちからすれば、馴染みがない分野だと思う。

白鳥
それでも、少しずつこの仕事の面白さも分かってきたような気がします。私はリノベーションの商品企画や工事の監理、販売資料の作成などを行っています。お客様のこれからの暮らしを想像し、最適な形をつくっていくことは、大きなやりがいでもあります。

山岸
それは良かった。私はメンバーのマネジメントや、業績の管理をする立場にあるけど、白鳥くんが高いモチベーションで働いてくれて何よりだよ。リノベーショングループは少人数で運営しているから、メンバー間で支え合える組織にしていきたいね。

白鳥
山岸さんは経験も知識も豊富なので、困った時はまず山岸さんに相談するようにしています。またお客様や協力会社、そしてメンバーに対しても、山岸さんは丁寧に対話することで、相互理解を通じて信頼関係を構築されていますよね。その様子を見るだけでも学びが多いので、勉強になります。




theme 02 - 出会いと学び
上司の背中を追いかけながら、日々成長する。

白鳥
山岸さんは、長くリノベーショングループに所属されていると思いますが、私が異動してきた時の第一印象はどんな感じでしたか?

山岸
まず白鳥くんが異動してくる前から、優秀な営業成績を残しているという噂は聞いていたんだ。小田急不動産は400名くらいの社員規模だから、一人ひとりの活躍が耳に届きやすいんだよね。「これは良い人材が来てくれそうだな」と、ワクワクしていたよ。

白鳥
それは初めて知りました(笑)。

山岸
実際に会ってみても、期待通りの人物だったね。落ち着いていて話の組み立て方が上手いし、要領良く仕事を進められていた。当時は入社3年目だったと思うけど、とてもそうは見えなかったね。現在はキャリア入社社員向けの研修で、リノベーショングループの業務紹介をやってもらっているけど、説明も上手だと思うよ。

白鳥
そんなに褒めていただけるなんて、恐れ多いです……(笑)。私も異動する前から山岸さんのことは知っていました。いろいろな場面で活躍している話は聞いていましたし、実際に仕事でご一緒するようになってからも、学ぶことばかりです。第一印象としては、「常に冷静な判断をしていただける方」というイメージでした。

山岸
そうだったんだ(笑)。少しでも白鳥くんの成長に役立っているのなら、嬉しいね。

白鳥
不測の事態が起きても焦る様子はなく、冷静に仕事を牽引していく姿には驚かされます。私はリノベーショングループでの経験が浅く、先々を見越した準備ができていないことも多いですが、山岸さんはプロジェクト全体を俯瞰し、要点を抑えて幅広い視点からアイデアを出してくださいますよね。私自身の知識のアップデートにもつながっています。

山岸
グループを率いる立場だから冷静に対応するのは当然のことだけれど、相談を受けた際にメンバーへの動機づけを図ることは常に意識しているよ。私がすべて答えを出して、一人で解決してしまっても、それはメンバーやグループの成長にはつながらない。ある一定の範囲はみんなに判断を任せたり、解決に向けたヒントを出したりすることで、一人ひとりに主体的に取り組んでほしい。

白鳥
おかげさまで、自分で考えながら最適解を導き出せるようになってきたと思います。山岸さんのアドバイスを聞きながら、少しでも引き出しを増やせるように意識しています。




theme 03 - 印象的なプロジェクト
いろいろな学びを得た、やりがいのあるプロジェクト。

山岸
白鳥くんはリノベーショングループに来てから、印象に残っているプロジェクトはある?

白鳥
世田谷区のマンションのプロジェクトですね。マンションの最上階、東西南北すべてに窓のある部屋で、立地や景色は素晴らしかったのですが、夏は日差しで暑く、冬は結露が頻繁に発生してしまうなど、室内環境としては問題も抱えていました。これを改善するために窓を交換しようと考えたのですが、窓は共用部にあたるため、マンションの管理組合による承認が必要になります。当マンションの管理会社で、小田急グループでもある小田急ハウジングさんにご協力いただきながら、住民の皆さんの懸念点を一つひとつ解消していきました。そうした仕事の進め方は初めてだったので、苦労した記憶があります。

山岸
買取再販事業の難しさが分かったでしょう?

白鳥
そうですね。私がリノベーショングループに来てからまだ数ヶ月の頃に始まったプロジェクトだったので、右も左も分からないような状況でした。しかし、山岸さんの仕事の進め方を見て、非常に勉強になりました。住民の皆さんに対する説明資料のつくり方や、関係各社との調整の仕方は、今も参考にしています。

山岸
立場の異なる人が集まって、物事を進めていくのがこの仕事の難しいところだから、まずは相手の立場に立って考えることが大事だよね。それは社内の人に対しても、社外の人に対しても同じだと思う。白鳥くんもこのプロジェクトを経て、利害関係が異なる人とのコミュニケーションも円滑に取れるようになったと感じるよ。

白鳥
最終的には、窓の交換のほか、水回り設備をすべて刷新するリノベーション工事を実施したのですが、それにより室内の環境は大幅に改善されました。また完成後は見学会などを実施して、当マンションの住民の皆さんに対して断熱・省エネリノベーションによる光熱費の削減効果などを周知しました。

山岸
この物件を購入いただいたお客様からも好評だったよね。それと、この取り組みは、「既存住宅流通促進民間支援事業」※1 に選ばれたよね。会社としても、価値のあるプロジェクトだったと思うよ。

白鳥
私たちの取り組みを高く評価してもらえたことは、素直に嬉しいです。リノベーションによって性能が向上し、新たな価値創造に貢献できたことはもちろん、個人的にも初めてのプロジェクトで貴重な経験ができたので、視野が大きく広がったと感じました。
1 東京都が既存住宅を良質な住宅に改修して流通させる取り組み及び、その普及啓発を行う民間事業者を支援する事業




theme 04 - 今後の目標と期待
小田急不動産のリノベーションブランド確立に挑む。

山岸
白鳥くんは今後、どんな人材になっていきたい?

白鳥
当社の買取再販業のブランドを確立するような人材になりたいと思っています。今後は中古物件を購入する方が増え、買取再販の需要が増してくるのは明らかです。当社の買取再販業のブランドを確立することは、同業他社との差別化になりますし、「リノベーションと言えば小田急不動産だよね」と思っていただけるような事業にしていきたいです。

山岸
頼もしいね。その目標を達成するために、私もしっかりメンバーが力を発揮できて、経験を積み上げられる環境をつくりたいと考えているよ。

白鳥
私もまだまだ自分の知識・経験は不足しているなと感じます。日々社会のトレンドを勉強することは当たり前ですが、当社の新築分譲ブランド「リーフィア」のノウハウを活用したり、同業他社とも積極的に情報交換を図ったりしていきたいと思います。

山岸
すごく大切なことだと思う。白鳥くんは吸収が早いから、成長のスピードも早いと感じるよ。その分、自分自身の「伸び代」がそろそろ感じにくくなる時期でもあると思うから、今後は「新しい伸び代」を自分で見つけられると良いね。今までやったことのない仕事にも、どんどんチャレンジしてほしいな。

白鳥
もちろんです!新しい取り組みにも挑戦したいなと思います。今後ともよろしくお願いします!

山岸
こちらこそ、よろしくね。

掲載情報は2024年12月時点のものです
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