理系出身者座談会

磨いてきた専門性。
どう活きる?どう活かす??
architects cross talk
小田急不動産では、多くの理系出身社員がさまざまな事業分野で活躍している。
ここでは、それぞれの部署でやりがいを持って仕事に取り組む4人の理系出身社員に、
小田急不動産を選んだ経緯や、理系出身であることが働く上でどう活かされているのか、
またそこで描けるキャリアパスなどについて語ってもらった。
profile

akito tanaka
田中 章斗
2013年入社
住宅事業本部 開発企画部
戸建企画グループ
デザイン工学部 建築学科卒
入社後、仲介事業部 町田店に配属され売買仲介営業に従事。その後、株式会社小田急ハウジングへ出向しリフォーム営業を経験、5年目より現職。大学時代は建築計画系ゼミに所属。卒業設計のテーマは「更新する住宅」。休日の過ごし方は料理や美味しい店開拓など。

natsumi moriwaki
森脇 なつみ
2018年入社
住宅事業本部 開発企画部
マンション企画グループ
デザイン工学部 建築学科卒
入社後、住宅事業本部 住宅販売部に配属され新築住宅の販売営業に従事。5年目より現職。大学時代取り組んでいたのは建物の計画を考えること。趣味は、音楽を聴くこと、アニメ・映画を観ること、お酒を飲むこと。

yudai Tamaki
玉置 湧大
2020年入社
賃貸事業本部 賃貸開発部
施設開発グループ
理工学部 建築学科卒
入社後、賃貸事業本部 賃貸営業部に配属され、大規模オフィスのPM(プロパティマネジメント)業務に従事。 3年目より現職。 大学時代は、震災復興過程を軸に街づくりに関する研究を行った。 趣味は、フットサル、旅行、サウナめぐり、サッカー観戦など。

moe kumagai
熊谷 萌
2022年入社
住宅事業本部 住宅販売部
マンション販売グループ
都市環境学部 建築学科卒
入社後、現在の部署に配属。 大学時代は、都市計画の研究室に所属。 卒論は「周辺環境が及ぼす物件賃料について」。 特技はピアノの演奏。 休日は、映画・ドラマを観たり、漫画を読んだりして過ごすことが多い。
theme 01 - 入社動機
総合不動産デベロッパーの事業に魅力を感じて。

森脇
建築学科出身の就職ってゼネコンや設計事務所が当たり前だよね、という一般的な風潮への反発があって。実は就活中、アプリ開発会社のインターンシップに参加したりしました。最後は一周回ってやっぱり住宅に関わりたいなという気持ちになったんですが(笑)。

玉置
僕の場合は、学生時代、震災復興を検討する研究を行う中で、建物を建てることから、建物を建てたその先の管理運用過程の方に興味が移って、ゼネコンや設計事務所に興味がなくなってしまいました。“つくって終わり”ではなく、“その先”も考えられる仕事をするなら、総合不動産デベロッパーの方が面白いんじゃないかと思ったんです。

森脇
玉置さんとは違う意味だけど、私も当社が総合不動産デベロッパーであることに惹かれました。 理系であっても営業をやることもできるし、分譲・仲介・賃貸等、複数の事業分野があることで将来的にいろんな可能性が開けそうだし。ジョブローテーションで人事への異動があったとしてもそれはそれで面白そうだと思えたんです。

田中
私がデベロッパーを志望したのは、建築に携わるにしても、設計や管理など一部分ではなく、事業主体者として構想段階のコンセプト策定から竣工、その後のアフターサービスまですべてに責任を持って関わる方が楽しそうだなと思ったから。その中でも魅力を感じたのが、分譲、賃貸、仲介まで幅広い事業分野を持つ当社。ジョブローテーションがあると聞き、キャリアを重ねていく中で、不動産の多彩な領域を熟知した希少な人材になりたいと考えました。

熊谷
私がそもそもハウスメーカーやゼネコンなど建築業界を志望しなかったのは、建築士の試験を受けたくなかったから(笑)。大変そうじゃないですか(一同大笑)。建築士という資格に拘らず、もっと広く視野で建築学科での勉強が活かせるのはデベロッパーだなと。中でも私の地元の小田急沿線でネームバリューのある当社に魅力を感じました。あと人事の方がすごく優しくて親切だったことも決め手になりました。

玉置
確かにいろんな会社を受ける中で、小田急不動産の人が一番感じ良かった。 話していて気持ちが楽で、疲れる人がいませんでした(笑)。 その印象は入社後も変わりません。




theme 02 - 入社からこれまでのキャリア
一つひとつの経験が次のキャリアへの糧となる。

田中
入社後、仲介の営業を1年間経験し、その後、当時リノベーションの需要が高まる中グループ会社である小田急ハウジングへ出向。 そこではリフォームの営業から設計、施工管理まで一貫して携わりました。 いずれ建築士の資格を取りたかった私としては、資格取得の条件にカウントされる実務経験は都合が良かったし、今思えば多岐にわたる業務の中で学ぶことの多い期間でした。 それにお客様と話をする上では最初の仲介の営業経験もすごく役立って、無駄のないキャリアルートだなと思っています(笑)。

森脇
最初の4年間、新築の戸建・マンションの販売に携わっていました。そもそもすごく営業がやりたかったかというと、そうではなかったのですが(苦笑)。実際にやってみると、この仕事が好きになりました。なんと言っても、お客様と相対して、自分が物件の魅力を伝えたことで、お客様に購入を決めていただいた瞬間の達成感には中毒性があります(笑)。

玉置
入社後、賃貸オフィスのPM業務(契約、工事、管理窓口等)を行う部署に配属されました。 これは実は自分が描いたキャリアプラン通り。 ゆくゆくは賃貸物件の工事管理に携わりたいと思っていて、その前に賃貸物件全体を把握することからはじめたかったんです。 人事ってそんな個人の思いを汲んでくれるんだと驚きました(笑)。

森脇
私は販売の仕事が好きでしたが、その一方で毎年、企画への異動希望を出していました。2年目にはそのアピールになると思って建築士の資格を取得。建築士の資格はお客様からの信頼度アップにつながり、販売業務の中でも役立ちました。

熊谷
私も森脇さんと同じく、最初の配属はマンション販売グループです。本配属前の実習配属で販売営業を経験していて楽しかったので、配属について納得感はあります。職場の雰囲気がとても良く、年次が近い人が多くて話しやすいし、自分の意見が言いやすいのも気に入っています。




theme 03 - 現在の仕事内容と、そのやりがい・難しさ
「理系人材×実践的学び」が仕事を面白くする。

田中
入社5年目に新築戸建住宅の企画を担う現部署に異動。現在は企画立案から建築計画、外構計画まで携わっています。

森脇
私は入社5年目の今年、念願叶ってマンションの企画を担う現部署に異動しました。業務の流れは田中さんとほぼ同じです。今は先輩と一緒に3物件を担当していますが、やってみて驚いたのは、企画の仕事ってこんなに図面を見るものなのか、ということ(笑)。マンションの専有部だけでなく、共用部や構造、設備、電気系まで、考えなければならないことが多く、まだまだ分からないことばかりです。

玉置
予定通り(笑)、入社3年目の今年、賃貸物件の工事管理を行う部署に異動。新築物件の工事管理、自社保有物件の修繕工事の管理、資産価値の最大化に向けての工事提案など多岐にわたる業務に取り組んでいます。

田中
業務の中では、設計事務所や施工会社などの建築の専門家たちと、同じ知識感でプロジェクトを進めていく必要がありますが、そこには小田急ハウジングで学んだ建築の実践的知識が大いに役立っています。また、物事を論理的に捉える理系脳も活きていると思います。例えば、設計事務所が「構造上こういう風にしかできない」と主張するところを、プランを見ながら「こうできるのでは?」と提案したり、施工業者にも「もう少しこうしたらコストを抑えられるのでは?」と意見を言ったり……、総合不動産デベロッパーの建築担当の視点で住宅づくりをリードできることがやりがいです。

森脇
私の場合はゼネコンの方と話している時、「どこのことを言っているんだろう?」とまだ疑問に思うことが多い段階です(苦笑)。一緒に担当している先輩はゼネコンの方と対等にわたり合っていてすごいなと。私も早く先輩に追いついて、メイン担当になりたいと思っているところです。一方、マンション販売でお客様のニーズを実感としてつかんだことは、「お客様が購入してくれるマンション」を企画する上で非常に役立っています。

玉置
私も最初の2年で実践的に建物の電気や設備に関して学んだことが今の業務にすごく活きています。最近手応えを感じたのは、新築のサテライトオフィスの内装設計を手がけ、それが形になったこと。学生時代と同じ感覚で図面を書くことができて、建築学科で学んだことが活きた瞬間でもありました。また、新築物件だったため、1から建物を建てる現場を見られたのも楽しかったですね。自分は根っから建築好きだし、性に合っているんだなとも感じます。

熊谷
私は担当している新築マンションのモデルルームがオープンしたばかりです。最初はお客様にご契約いただけるかどうかは、接客の良し悪しではなく、商品次第だと思っていたのですが、それは間違いだと分かりました。先輩の接客を見ていると、一人ひとりのお客様に合わせて、どう物件の魅力を伝えるか、すごく知恵を絞って考えているのが伝わってきました。今は先輩からなるべく多くのことを吸収しようと頑張っています。

玉置
今苦労しているのは、社内資料づくり。以前より投資する金額が増えてきたため、求められる資料の質が急激に上がったんです。

森脇
熊谷さん、玉置さんのどちらにも共感します。私も販売部配属当初は右も左も分からず大変だったし、今は社内資料づくりや決裁手続きに苦労しています。

田中
これまでいろんなプロジェクトを手がけてきましたが、物件ごとに条件も制限も違うため、毎回異なる難しさがあるし、今でも学ぶことだらけです。 しかし、条件や制限がある中で、いかにベストな解にするかが企画の重要なミッションだし、そこに仕事の面白さもあると思っています。




theme 04 - これから挑戦したいこと
いろんな事業、人と関わる中で広がっていく自らの可能性。

熊谷
これから挑戦したいことだらけ。未来しかありません(笑)。森脇さんみたいなルートを辿りたいと思っていて、マンション販売の接客を通して得た知識や情報を、企画部門で活かせたらなと思っています。

森脇
当部署へぜひ!

熊谷
ありがとうございます。

玉置
今一緒に動いている先輩が知識豊富で、お客様と対等に話せるし、提案もできる方なので、まずはそうなりたいです。それと同時に、新しい事業を売り出し方まで考えて立ち上げてみたいと思っています。実は今、優秀な後輩と一緒に新規事業の検討を進めていて、2週間後に上層部にプレゼンできるよう準備中。自分がやってみたい事業を考えること自体がすごく楽しいですね。

森脇
私は当社ではまだ少ない都心物件のコンパクトマンション(1LDKやワンルーム)の企画を手がけたいですね。そのきっかけは、昨年、他社との共同事業で、社内では知見の少ない単身者向けの1LDKの販売を経験して、ファミリー向けとはニーズも販売手法も全く違うところに面白さを感じたこと。雑談レベルですが、用地取得担当の方と「コンパクトなマンションもやってみたいね」、という話もしていて、そのうち実現したいと思っています。

田中
目標は、当社の戸建分譲住宅のブランド価値を上げていくこと。その後は、戸建以外のマンションやビルの企画も手がけていけたらと考えています。そうしたキャリアを描けるのも幅広い事業を持つ総合不動産デベロッパーならではだと思います。

森脇
入社して思ったのは、事業を進める上で関わる人が社内外問わず本当に多いなということ。今は企画グループに所属していますが、グループ内で完結することはなく、社内なら用地取得担当、販売担当、社外なら設計事務所、ゼネコン……など、いろんな人と関わる機会が多いので、人とコミュニケーションを取るのが好きな方には向いている仕事だなと思います。

玉置
いろんな角度からいろんな人に関われるのはすごく面白いですよね。そういう考え方もあるのかと、シンプルに勉強になります。

田中
私としては入社前に思っていた以上に、図面をチェックしたり、現場管理を行うなどいろんな面で建築に携われる場面があるのはうれしい誤算でした。これから就活する学生の皆さんにはそれを伝えたい。

熊谷
一気通貫で住宅・マンションづくり、街づくりに携われるのが総合不動産デベロッパーの魅力。その中でも小田急沿線に小田急不動産が建てたものは影響力が大きいと思っています。グループの総合力を活かして影響力の大きい事業を推進できるのが、当社の最大の魅力ではないでしょうか。学生の皆さんにぜひ興味を持ってほしいです!

掲載情報は2022年12月時点のものです
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