相談事例・Q&A
駐車場にアパートを建てようと勧められたのですが・・・
父親からアパートと駐車場を相続しました。様々な不動産会社から「駐車場をアパートにしよう」と勧められていて、本当に良いのか迷っています。
子どもが相続する時に、より有益な活用方法があればやっておきたいのですが、何ができるか教えてもらえるでしょうか。相続する時も心配です。
お客様の状況
- ・駐車場の周辺は、賃貸住宅や学生寮が多く、近くにビジネス街もあるため建物を建てて家賃収入を得る方が有利なのではないかと思っている。
- ・将来、相続する時にかかる税金も心配。
- ・相続人はお子様2人。
所有不動産の調査を行った上で、相続発生時の納税と有効活用策のシミュレーションを実施。資産を残されるお子様にとっても有効な活用策を検討してご提案しました。
対策
- 所有不動産の調査
- シミュレーションとご提案
- フォローアドバイス
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ステップ1
所有不動産の調査
所有不動産全体に対して調査を実施。また、近隣の不動産価額、需給関係や賃貸相場などの調査も併せて行いました。その結果、不動産の相続税評価額を算出すると約3億円、他の資産を考慮した概算相続税額が約1億円程度となることが判明しました。
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ステップ2
有効活用シミュレーションとご提案
資産状況から、納税には不動産を充当(売却等)しなければならないことが分かったため、これを踏まえて駐車場の有効活用シミュレーションを行いました。
「建築資金を借り入れて、家賃収入から返済」をすると、手元に残る現金は駐車場の収入とそれほど変わらないことが判明。「建築資金の借り入れ」「貸家建付地評価」で税額は下がりますが、将来的な売却等を考慮すると、賃貸住宅より、更地(駐車場)のほうが流動性が高いため、駐車場部分の有効利用は、考えない方が賢明である事を提案しました。
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ステップ3
フォローアドバイス
毎年、評価額・税額の算出、駐車場部分の売却相場は算出しており、税額や売却価格相場が変動した場合でも、速やかに対応出来る状態になっています。
担当者の声
初めてお会いした時のお客様は、多くの不動産会社から様々な提案を受けて焦り半分、辟易半分といった状況でした。私は安心をさしあげたい、と強く思い、そのために私のすべきことは、現状把握の上、共にとるべき対策の優先順位をつけ整理しながら歩むことでした。何度もお客様と打合せを重ね、丁寧にご説明をさせていただきました。その結果、お客様にはとても安心していただくことができました。
私たちのご提供するサービスは、100%正解の解決策が存在し、それを実施して終わり、という仕事ではございません。その時々の変化や状況や情勢に応じて常に変化できるようお客様を今後もフォローしていきたいと思います。